スライド作成時こんな悩みありませんか?
・全てのスライドに同じ画像を挿入するのが手間
・スライド1枚1枚フォントを設定するのがめんどう
・全てのスライドを一気に変更する方法教えて!
ボリュームのあるスライド1枚1枚を手作業でフォントの変更やロゴの挿入などをしていたら時間がいくらあっても足りません。
スライド作成に時間を欠けすぎると、最も重要なプレゼンの練習、上司からのフィードバックの時間がなくなってしまいます。その結果メッセージがあいまいだったり、デザインが悪く伝わらないスライドに。
そこでおすすめなのがスライドマスター。
スライドマスターはスライドの設計図であり、スライドマスターで設定したフォントや色、画像などは全てのスライドに反映されます。
一度設定してしまえばテンプレートとして保存し次にスライドを作成する際にも使えます。
その結果圧倒的に時間が短縮。
この記事ではパワポのスライドマスターの使い方を解説。中でも使用効果の高いおすすめの編集を5つ紹介していきます。
この記事を読み終えればスライドマスター一通りの設定を行うことができ、スライド作成の時間が大幅に短縮されます。
1回設定するだけで、今後何十回も行う作業時間を短縮することができるので、得られる効果は非常に大きいです。
ぜひ実践してみて下さい。
スライドマスターは嫌煙されがちですが
得られる効果は大きく絶対設定したほうが良いです。
スライドマスターと同様時短につながるものとしてクイックアクセスツールバーがあります。
【時短】超便利!パワポのクイックアクセスツールバー表示!|おすすめ設定紹介で解説しています。
スライド作成は時間がかかる。
「テンプレート」を活用し時間を短縮し、オシャレなデザインに仕上げていきましょう。
無料で使うこともできるので参考にして下さい。
スライドマスターの効果って何?
スライドマスターを使用することで得られる効果について紹介します。
効果は絶大。一度使うと効果を実感でき使わずにはいられなくなります。
スライドマスターを設定することで得られる効果は3つ
- スライドの設計図として使用できる
- 時間を短縮できる
- デザインが洗練される
スライドマスターはスライドの設計図として使用できる
スライドマスターは一番大元の設計図であり、スライドマスターで設定した「フォント」「色」「背景」などは全てのスライドに反映されるようになります。
スライド1枚1枚を地道に変更する必要がなくなり作業効率が上がります。
時間を短縮できる
ページ番号や会社ロゴなどを1枚1枚全てのスライドに手作業で入れては日が暮れてしまいます。
スライドマスターに一度設定してしまえば、一発で全てのスライドに反映。
圧倒的な時間の短縮につながります。
さらに設定したスライドマスターをテンプレートとして保存しておけば、2回目以降は再度設定する必要がなくなります。
今回のスライドは何色にしよう?
背景はどのデザインにしよう?
といった思考の時間もスライドマスターで設定しておけば短縮できますね。
スライドマスターで全てのスライドにページ番号を入れるには【親切】パワポスライドにページ番号を設定する方法|表紙以外を1から表示させるで解説しています。
デザインが洗練される
おすすめのフォントや、会社のイメージカラーをスライドマスターで設定しておけばデザインが統一され洗練されたスライドを作成することができます。
スライドマスターを使わないと
スライド毎に
- 背景が違う
- フォントが違う
- 色が違う
となり、見た目が悪く伝わりにくいデザインになってしまいます。
フォントや色以外にも、行間を広く設定しておくこともできるため、見栄えのよいスライドが作成できます。
作業時間がとにかく速くなりますね。
どれにしよう?と悩む時間も減ります。
見栄えのよいスライドを作るコツは【脱初心者】パワーポイント作り方のコツ13選|見やすい図形・グラフ・表・画像で紹介しています。
スライドマスターの基本的な使い方
スライドマスターは難しそうなイメージがありますが、知ってしまえば簡単に設定できます。
基本的な使い方を紹介していきます。
スライドマスターの使用方法
スライドマスターの使用方法を解説します。
「表示」→「スライドマスター」
スライドマスター用の画面が表示される
- 全体を一括で設定したければスライドマスター
- 表紙スライドのみや、表紙スライド以降の設定をしたければレイアウトマスターを選択
*詳細については後述します
- フォントの設定であれば「フォント」
- 色の設定であれば「配色」
変更したい設定を選択します。
設定が終了したら「マスター表示を閉じる」
スライドマスターを終了し、本スライドで変更が反映されているか確認します。
スライドマスターとレイアウトマスターの違い
スライドマスターには「スライドマスター」と「レイアウトマスター」があります。
少しわかりにくいと思うので詳しく解説しますね。
スライドマスター
一番上のスライドです。
全てのスライドを一括変更
全てのスライドに反映させたい内容は一番上のスライドマスターで設定していきます。
レイアウトマスター
スライドマスターから下のスライド。
対象のスライドのみ変更
レイアウトマスターは大きく「表紙スライド」と「通常スライド」に分かれます。
レイアウトマスターの一番上がいわゆる「表紙スライド」
表紙だけに反映したい背景などはこの部分で設定します。
その下からは「通常のスライド」になります。
通常スライドは基本的に上から3番目のスライドが適応されます。
どのページに反映されるかわからなくなったら、サムネイルの上にカーソルを合わせると
ポップアップでどのスライドに反映されるか教えてくれます。
反映したいスライドに合ったマスターで設定していきましょう。
あれ?全てに反映されない!となったら
一番上のスライドマスターから設定しているか確認してみて下さい。
スライドマスターおすすめの編集5選
スライドマスターで編集すべきおすすめ5選を紹介します。
- フォントの編集
- テーマ色の編集
- 背景の編集
- ページ番号の編集
- フッターの編集
一度編集してしまえば、その後の作業時間が圧倒的に短縮できます。
記事を読んだら即実行していきましょう。
フォントの編集
フォント編集方法
「表示」→「スライドマスター」でスライドマスターを開き
サムネイルの一番上のスライドマスターを選択
この部分での変更は全てのスライドに反映されます。
「フォント」を選択
「フォントのカスタマイズ」
- 「英数字用のフォント」で英語表記のフォント設定
- 「日本語文字用フォント」で日本語フォント設定
おすすめは
英数字 Segoe UI
日本語フォント 游ゴシックorメイリオ
見出しフォントと本文フォントは特別こだわりがなければ同じで良いです。
フォントの一括変更については【時短】パワーポイントのフォントを一括変更する方法|スライドマスターがおすすめ!で詳しく解説しています。
おすすめのフォントやフォントの大きさについては【美しい】パワーポイント見やすい文字にするコツ5選|おすすめフォント、大きさも参考にして下さい。
テーマ色の編集
スライドマスターで配色を設定することで
- 全てのスライドの配色を統一できる
- イメージに合った配色に変更できる
色のテンプレートをそのまま使うのも良いですが、ご自身の好きな色の組み合わせをカスタマイズし保存しておくこともできます。
配色設定方法
スライドマスターを開き「配色」へ
色の組み合わせが複数表示されます。
この中にイメージに合ったものがあれば設定。
どれも原色は使用しておらず、色の相性が良いものなので自分で決めるよりも洗練されたデザインを作成することができます。
元スライド
「配色」で「赤紫」を設定すると
スライド全体が赤紫をメインカラーとしたデザインに変更されました。
テンプレートに自分のイメージに合ったものがない場合はカスタマイズすることも可能。
「色のカスタマイズ」を選択
ベースとなるテキスト色の設定、タイトルテキスト色の設定が行えます。
- テキストの一番上はベースとなるテキスト色(ベースカラー)
- アクセントの一番上はタイトルテキスト色(メインカラー)
ベースカラー、メインカラーについては【もう色で悩まない】パワーポイント初心者でもわかる色使いのコツ3選!で解説しています。
一度スライドマスターで「配色」を変更すると
文字の色を変更する際に「テーマの色」としてパレットの一番上に表示されるようになります。
この中から色を設定するようにすると、相性がよい間違いのない色になります。
背景の編集
スライドマスターで背景を一括設定することもできます。
2種類の方法を紹介します。
- 背景を単色で塗りつぶす
- 背景を図形でデザインする
背景を単色で塗りつぶす
単色塗り背景の方法
スライドマスター一番上を選択し
「背景のスタイル」
「背景の書式設定」
好みの色を選択
背景を一括で単色に設定できました。
背景を図形でデザインする
背景を図形や画像で作ることもできます。
図形で背景作成方法
サムネイル一番上のスライドマスターを選択し
「挿入」→「図形」
好きな図形を選択
上部と下部に長方形の図形を配置し、青で塗りつぶし。
スライドマスターを閉じて確認。
全てのスライドの反映されました。
同様の方法で画像やイラストを挿入することもできます。
スライドマスターにイラストを配置
全てのスライドにイラストが配置されました。
ワンポイントに良いですね。
企業ロゴなどがある場合はこの方法で挿入しておきましょう。
ページ番号の編集
ボリュームのあるプレゼン資料はページ番号があると、全体の量と現在の進捗状況がわかるので挿入しておくことをおすすめします。
ページ番号設定方法
ページ番号は一番上にあるスライドマスターの右下の<#>ボックスをコピーして配置するだけ。
<#>のボックスを操作することで分母設定や、フォント・色も変更できます。
詳細は【親切】パワポスライドにページ番号を設定する方法|表紙以外を1から表示させるで解説しています。
フッターの編集
スライドマスターを使えばスライドの一番下の部分に、日付や企業名を挿入することもできます。
補足情報として追加するものがあればフッターから設定していきましょう。
フッター編集方法
設定方法はページ番号の設定方法と同様
スライドマスターの一番下がフッター部分
「日付」「フッター」部分を選択しコピー&ペースト
スライドに反映させたい情報を入力すれば完成
スライドマスターの保存方法
設定したスライドマスターをテンプレートとして保存しておけば、次にパワーポイントでスライド作成する際にフォントや色など自分の好みにカスタマイズされたスライドを使用することができます。
再設定する時間が省け、かなりの時間の短縮につながります。
テンプレートとして保存する方法
「ファイル」
「名前をつけて保存」
「参照」から
「ファイルの種類」
「Power Point テンプレート」を選択するとテンプレートとして保存することができます。
テンプレートとして保存するとアイコンの形が変化する。
保存したテンプレートを起動。
次に新しいスライドを作成する際はこのテンプレートから作成すると、すでにカスタマイズされた状態から開始することができます。
このテンプレートは上書きができない仕様になっており、保存するときは別名で保存されます。
作業時間がかなり短縮されるので、自分に合ったテンプレートを作成しておけると良いですね。
まとめ
スライドマスターを作成することで2つの大きなメリットが得られます。
- 時間が短縮できる
- デザインが洗練される
スライド毎にフォントの設定や、背景の設定をしていては時間がかかります。
スライドマスターで全スライドに設定しておけば修正する時間を省くことができ圧倒的な時間の短縮につながります。
スライドマスターで背景や色・フォントを統一しておくことで、スライド全体の統一感が出てデザインとしても洗練されるようになります。
効果絶大ですので設定をおすすめします。
設定としておすすめは5つ
- フォントの設定
- テーマ色の設定
- 背景の設定
- ページ番号の設定
- フッターの設定
この5つの設定をして、テンプレートとして保存をしておけば、次にスライドを作成する際の手間がグッと減り作業時間が大幅に短縮します。
最初に手間が必要ですが、その後の作業時間を大幅に短縮することができます。
スライド作成時間が短縮することで、プレゼンの練習や上司からのフィードバックの時間を増やしプレゼンに磨きをかけることができます。