スライド作成時こんな経験ありませんか?
・完成させてからフォントを変更したくなってしまった。
・でもスライド1枚1枚フォント変更して時間がかかる。
・一括でフォントを変更する方法はないの?
バージョンの古いパワーポイントだと初期フォントがMSゴシックやMS明朝で設定されています。MSフォントは読みにくく、フォントの変更が必要です。
作成した後に見にくいと思い変更しようにもスライド1枚1枚変更していたら時間がかかってしまいます。
しかし安心して下さい。パワーポイントでは3種類の一括変更する方法があります。
- スライドマスターでフォントを一括変更する
- 置換を使ってフォントを一括変更する
- スライド毎にフォントを選択して変更する
①スライドマスターはスライドの設計図。
スライドマスターに変更したいフォントを登録すれば一括で全てのフォントを変更することができます。
②パワーポイントの「置換機能」を使えば置換したいフォントと、置換後のフォントを入力して変更することができます。
③スライド毎の変更も可能。スライド毎は手間ですが、複数種類のフォントを使用していても一度に1種に変更することができます。
おすすめはスライドマスターでの変更。
スライドマスターであればフォントを一括変更するとともに、次にテキストボックスを挿入した場合も同じフォントで作成することができます。
一括変更の方法を覚えてしまえば、間違えて異なるフォントを入力しても一瞬で変更可能。
時間の短縮につながります。
見やすいフォントに変更することで、スライドを読んでもらえ伝わるスライドにつながります。
スライドマスターで一括変更するのがおすすめ
パワーポイントには見にくいフォントと見やすいフォントがあります。
【美しい】パワーポイント見やすい文字にするコツ5選|おすすめフォント、大きさで解説しています。
スライド作成は時間がかかる。
「テンプレート」を活用し時間を短縮し、オシャレなデザインに仕上げていきましょう。
無料で使うこともできるので参考にして下さい。
スライドマスターでフォントを一括変更する
スライドマスターを使用すれば、スライド上の全てのフォントを一括で変更することができます。
スライドマスターで設定すると、変更するのみでなくフォントがデフォルト設定となり、次から挿入するテキストボックスのフォントとなります。
スライドマスターと使いこなすと設定の手間が省け時短につながります。
【知らなきゃ損】時短パワポスライドマスターの使い方|おすすめ編集5選で詳しく解説しています。
スライドマスターでフォントを一括変更する方法
「表示」→「スライドマスター」
「スライドマスター」→「フォント」を選択
「フォントのカスタマイズ」を選択
英数字は上部、日本語は下部で設定する。
これで変更完了。
MSゴシックが
游ゴシックに変更
全てのスライドのフォントが変更されました。
変更できない場合の注意点
注意点としてスライドマスターのフォントで変更できるのは
テーマのフォントのみ
(見出し、本文と書いてあるもの)
要は初期設定のフォント。
スライドに配置されているテキストボックスはテーマのフォントとなっているので、そのまま打ち込んだフォントはスライドマスターから変更することができます。
しかし初期設定のものから自身で別のフォントに変更した場合、その部分はスライドマスターで変更できません。
その場合は次に紹介する「置換」を使って変更していきましょう。
別に初期設定から変えてないよ
という方は心配しなくても大丈夫です。
スライドマスターで変更できるのはテーマのフォントのみ
「置換」を使って一括変更する
パワーポイントには置換機能も備わっています。
置換前のフォントと置換後のフォントを入力すると、フォントが変更されます。
パワーポイント置換機能の使用方法
「ホーム」→右端にある「置換」を選択
「フォントの置換」へ
置換前と置換後のフォントを入力すれば完了
置換前で指定したフォント(MSゴシック)が
全てのスライドで游ゴシックに変更されました。
変更できない場合の対処方法
置換をしようと思っても、置換前のフォントに指定したいフォントが出てこない場合があります。
置換前のフォントにお目当てのフォントが出てこないことも。
この原因としては、スライドマスターで対象のフォントが設定されているため。
スライドマスターで設定したもの(テーマのフォント)は表示されなくなります。
対処方法
ホームのフォントから「テーマのフォント」ではなく「すべてのフォント」にし
対象のフォントを選択
「置換」→「フォントの置換」から再度確認
先程「すべてのフォント」から指定したフォントが出現
スライドマスターで変更できなかったら「置換」を使う。
置換前のフォントで出なかったら一度「フォント」の「すべてのフォント」から選択する。
スライド毎に選択し変更する
「スライドマスター」も「置換」も1種類のフォントしか一度に変更することができません。
手間のかかる方法ですが、スライド毎にフォントを変更していく方法も紹介します。
この方法であれば複数のフォント
例えばメイリオ、游ゴシック、MSゴシック、MS明朝などを同じスライドで設定していても
まとめて同じフォントに変更することができます。
複数人で編集して複数のフォントになってしまった場合、スライド毎に変更するのも手です。
スライド毎にフォント変更する方法
変更したいスライドを選択してから、テキストを全て選択
全選択したい場合はショートカットが便利
全選択→Ctrl+A
部分選択→Ctrl+クリック
ショートカット機能を覚えれば時短につながります。おすすめは【爆速30選】パワーポイントのおすすめショートカット一覧!画像つき解説で紹介しています。
選択した状態で変更したいフォントを選んで完成
全ての種類のフォントが一つのフォントに変更されました。
共同編集などで複数のフォントが使われていたら、スライド毎に全選択し変更。
まとめ
パワーポイントでフォントを一括で変更する場合の方法を3種類紹介しました。
- スライドマスターでフォントを一括変更する
- 置換を使ってフォントを一括変更する
- スライド毎にフォントを変更する
1.テーマのフォントで入力されているものであれば、スライドマスターから全てのスライドのフォントを一括で変更することができます。
一度設定しまえば、その後テキストボックスを追加したときも同じフォントで作成することができます。
2.置換を使ったフォント変更であれば、テーマ以外のフォントを使用していても大丈夫。「置換」を選択し置換前のフォントと置換後のフォントを入力すれば一括変更されます。
3.スライド毎のフォント変更は手間が必要となりますが、複数種類のフォントを使用していても、一括で同じフォントに変更することができます。選択するときはショートカットCtrl+Aで全選択してしまいましょう。
フォントの一括変更方法を覚えておけば、誤ったフォントで作成してしまっても安心。短時間で変更することができます。
見やすいフォントに変更し伝わるスライドを作成していきましょう。