パワーポイントのスライドサイズは基本中の基本。しかし意外に扱い方を知らない方多いです。
こんな悩みはありませんか?
・スライドサイズの変更の仕方がわからない。
・どのスライドサイズが適しているかわからない。
・サイズの変更方法について教えてほしい!
スライドサイズを投影環境に合っていないサイズにしてしまうと
- 上下や左右に余白ができる
- 画面いっぱいに表示することができない
これではせっかくのスライドの良さを最大限に発揮することができません。
またスライドサイズの変更はスライド作成の一番最初にやっておくべき作業です。
スライドを全て作成した後にサイズ変更してしまうと。
スライドサイズとオブジェクトの配置やサイズが合わずデザインが総崩れになります。
修正するのにかなりの時間を要してしまうので必ず最初にやりましょう。
この記事ではスライドサイズの変更方法とともに、シーンや目的に合わせた最適なスライドサイズを紹介していきます。
この記事を読み終えると目的に応じた適したサイズでスライドを投影することができ、聴者が見やすく伝わるプレゼンを行えるようになります。
スライドサイズは一番先に変更しましょう。
目的に合わせたサイズで設定すると良いです。
スライドを縦に使用したいこともありますよね。
【簡単1分】パワーポイントスライドを縦に!縦横比変更・縦書き文字の設定方法を解説も参考にしてください。
スライド作成は時間がかかる。
「テンプレート」を活用し時間を短縮し、オシャレなデザインに仕上げていきましょう。
無料で使うこともできるので参考にして下さい。
パワーポイントでスライドサイズをデフォルト変更する方法
デフォルトのスライドサイズはパワーポイント2013以降は16:9になっています。
その他に4:3やA4サイズ。さらに縦表示を設定することもできます。
スライドサイズを変更するにあたって知っておくべきことは4つ。
- スライドサイズの変更方法
- スライドサイズ変更タイミング
- バージョンによるサイズの違い
- 変更時の「最大化」と「サイズに合わせて調整」の違い
この部分の解説をしていきます。
スライドサイズを変更する方法
スライドサイズの変更方法について解説します。
変更方法
「デザイン」→「スライドのサイズ」
4:3or16:9を選ぶ
どちらかであれば選択して完成
他のサイズにしたい場合は
「ユーザー設定のスライドのサイズ」
この画面で直接幅と高さを入力して調整することも可能ですが
「スライドのサイズ指定」を選ぶと
その他の「A4」や「A3」サイズなどを選ぶことができます。
レターサイズやはがきサイズなどもあります。
スライドサイズを変更するタイミング
スライドサイズはスライド作成の一番最初に変更しましょう。
なぜならスライドサイズを変更すると、図形やテキストの配置が崩れてしまいデザインが大きく崩れてしまうからです。
4:3でスライド作成
4:3であれば左右の余白は少ないですが
16:9に変更
16:9に変更すると
16:9は4:3と比較して横長になるため変更後は
- 左右に余白
- 文字サイズもスライドサイズに合わせると小さくなる
結果的に見にくいスライドに。
全てのスライド作成した後だとデザインの崩れを修正するだけで大変な時間を要してしまいます。
スライドサイズ変更は必ず一番最初に行いましょう。
崩れてしまったデザインを修正する際は整列を意識して整えましょう。
【デザイン原則】パワーポイント見やすい文字レイアウトのコツ|揃える、間隔空けるを参考にして下さい。
バージョンによってデフォルトのサイズが異なる
スライドサイズはパワーポイントのバージョンによってデフォルトサイズが異なっているので注意です。
自宅PCと会社PCのバージョンが違うことでサイズが異なり、気づかず後で後悔することも。
作業する前にパワーポイントのスライドサイズを確認しましょう。
Power Point 2010以前 4:3
Power Point 2013以降 16:9
現在は16:9が基本となります。古いバージョンを使用している場合は注意しましょう。
最大化とサイズに合わせて調整はどっちが良い?
スライドサイズを変更すると
「最大化」と「サイズに合わせて調整」の選択画面がでます。
どちらにすれば良いか悩みますね。
おすすめは「サイズに合わせて調整」
何が違うのでしょうか?
最大化 → オブジェクトのサイズそのままにスライドサイズが変更
サイズに合わせて調整 → スライドサイズ内に収まるように自動で調整
最大化の難点はスライドから画像やテキストがはみ出してしまう可能性があること
具体的にみていきましょう。
今回は16:9スライドを4:3スライドに変更しています。
元スライド|16:9
最大化で調整|4:3
サイズに合わせて調整|4:3
「サイズに合わせて調整」であれば、余白はできますがスライド内におさまります。
なので、おすすめは「サイズに合わせて調整」
スライド内にオブジェクトがおさまっているので修正が少なくなります。
修正作業のような同じ作業を繰り返す場合はショートカットが非常に有効。
おすすめは【爆速30選】パワーポイントのおすすめショートカット一覧!画像つき解説で紹介しています。
「サイズに合わせて調整」にしたほうがデザインは崩れにくい
パワーポイントのシーン・目的別のおすすめサイズ
スライドサイズは使用用途によって最適なサイズが異なります。
- どこで映すか?
- なにが目的のスライドか?
を決めてからスライドサイズを決定していきましょう。
投影環境と最適なサイズ
投影先によって最適なサイズが異なります。
使用環境 | 最適サイズ |
---|---|
モニターでプレゼン | 16:9 |
スクリーンでプレゼン | 16:9 |
タブレット(iPad)でプレゼン | 4:3 |
配布資料でプレゼン | A4 |
どこでプレゼンをするかによってスライドサイズを決定しましょう
印刷用であればA4サイズ
印刷用の資料を作成したいのであれば、スライドサイズ自体を印刷サイズであるA4に変更しましょう。
適切な余白で印刷することができます。
目的 | 最適サイズ |
---|---|
提案書・企画書・マニュアル作成・配布資料 | A4横 |
チラシ・メニュー表作成 | A4縦 |
A4縦にしたい場合はスライドを縦向きにする必要があります。
スライドを縦向きにする方法
縦向きにするのは簡単
「デザイン」→「スライドのサイズ」
「ユーザー設定のスライドのサイズ」→「印刷の向き」で「縦」を選択
縦スライドになりました。
縦スライドではテキストも縦にしたいですね。
【簡単1分】パワーポイントスライドを縦に!縦横比変更・縦書き文字の設定方法を解説も参考にしてください。
サイズが合わなければ自分でカスタマイズ
既定のスライドサイズで設定しても
・余白が気になる
・幅だけ少し大きくしたい
などの場合は直接「幅」・「高さ」を調整することもできます。
スライドサイズのカスタマイズ
「ユーザー設定のスライドサイズ」→「幅・高さ」を直接入力します。
余白なしでピッチリ印刷したいときなどはここで微調整すると良いです。
余白なし印刷に関しては【きっちり】パワーポイント余白なし印刷の方法|A4・2.4.6分割スライドで詳しく紹介しています。
余白は実際に印刷して確かめながら行うと良いです
まとめ
スライドサイズの変更について解説してきました。
スライドサイズを変更するにあたって知っておくべきことを4つ紹介。
- スライドサイズの変更方法
- スライドサイズ変更タイミング
- バージョンによるサイズの違い
- 変更時の「最大化」と「サイズに合わせて調整」の違い
スライドサイズの変更は「デザイン」→「スライドのサイズ」で変更可能。最適なサイズを指定しましょう。
スライドサイズを変更するのは一番最初。スライドを作成してから変更してしまうとオブジェクトの配置が崩れデザインが悪くなってしまいます。修正するのにの時間がかかってしまうので、必ず一番最初にやりましょう。
スライドの初期サイズは、2010以前では4:3ですが2013以降では16:9となっています。
ご自身のパソコンのパワーポイントのスライドサイズを確かめてからスライド作成に取り掛かりましょう。
変更する際に「最大化」と「サイズに合わせて調整」の選択画面が出ますが基本は「サイズに合わせて調整」にして変更しましょう。
次にパワーポイントの使用目的別のおすすめスライドサイズについても紹介しました。
- モニター・スクリーンでプレゼンするのであれば16:9
- タブレットでプレゼンするのであれば4:3
- 資料を配布してプレゼンするのであればA4サイズ
印刷が目的の資料であれば
- 提案書・企画書はA4サイズ
- チラシ・メニュー表などはA4縦サイズ
に変更してからスライド作成に取り掛かりましょう。
既定のサイズでは合わなければ、「ユーザー設定のスライドのサイズ」で直接幅や高さを入力してしまいましょう。
目的にあわせたスライドサイズに変更することで伝わるプレゼンスライドにつながります。