プレゼン資料を作成する際こんな悩みはありませんか?
・何から手をつければ良いかわからない。
・頭の中がごちゃごちゃしてまとまらない。
・プレゼンの構成が全然練れない。
プレゼン資料を作成する上で、すぐにパソコンを立ち上げスライド作成していませんか?
構成が練られていないままスライドを作成すると
メッセージが上手く伝えれていない
ダラダラとまとまりのないスライドになっている
経験したことありますよね。
デザインを整えてから修正が発生すると、大幅なタイムロスになります。
スライド作成を素速く終え、かつ伝わるスライドにするために必要なのは作成前の思考の整理です。
その思考整理ツールとして有用なのがマインドマップ。
今回はそのマインドマップをパワーポイントで作成する方法とマインドマップを使用することのメリットを紹介します。
方法としては2種類
- 実際にパワーポイントで作成する
- 専用アプリで作成したものを出力する
この2点の操作方法を画像つきでわかりやすく紹介します。
この記事を読み終えると、プレゼン資料作成に重要な思考整理をマインドマップで行えるようになります。
その結果、資料の構成・メッセージを素速く、かつモレなく整理することができ、伝わるプレゼンスライドが完成。
伝わるプレゼンを実施することで、成約につながり上司からの評価もアップしますね。
ぜひ実践してみて下さい。
良いプレゼンのためには、スライド作成前にマインドマップで思考を整理する。
マインドマップで思考を整理したらパワーポイントで伝わるスライドに仕上げましょう。
【脱初心者】パワーポイント作り方のコツ13選|見やすい図形・グラフ・表・画像でコツを紹介しています。
スライド作成は時間がかかる。
「テンプレート」を活用し時間を短縮し、オシャレなデザインに仕上げていきましょう。
無料で使うこともできるので参考にして下さい。
パワーポイント上でマインドマップを作成する方法
パワーポイントのマインドマップの作り方は2種類
- パワーポイント上で作成する
- 専用アプリで作成したものをパワーポイントに出力する
まずはパワーポイント上で作成する方法です。
パワーポイント上でマインドマップを作成するには
パワーポイントに付属されている機能
スマートアート(Smart Art)を使います。
スマートアートには様々な図解がテンプレートとして150種類以上備わっており、その中にマインドマップのテンプレートがあります。
スマートアートについては【伝わる!】プレゼンで使えるパワポ図解パターン12選|スマートアートでの作り方で解説しています。
マインドマップ作成方法
「挿入」→「スマートアート」
「階層構造」からマインドマップのベースとなる図解を選択。
ベースとなるパターンが表示されます。
左側の画面で文字を入力すると、図形の中に文字が入る。
一番左の黒丸が一番上の階層、次の黒丸が2番目の階層、次は3番目の階層となっています。
まずは一番左側の黒丸に文字を入力します
右側の図形の中に直接打ち込むこともできます。
同じ階層のボックスを増やす方法
例えば2番目の階層のボックスを一つ増やしたい場合は、左側のサイドバーの
左から2番目の黒丸部分でEnterを押します。
すると上に別のボックスが追加されます。
上に追加されるので、少々違和感がありますが慣れれば問題ないです。
下の階層にボックスをつなげる方法
2階層のボックスから3階層のボックスを出現させます。
2階層目のボックスでEnter+Tabを押すと下の階層にボックスが追加されます。
一度ボックスを同じ階層に増やしてTabで下の階層に移すイメージです。
削除する際の注意点
削除する際に一つだけ注意点があります。
Back spaceで削除すると、削除したいボックスが上の階層に移動してしまいます。
ボックスを一発で削除するためには
Deleteボタンで消しましょう。
パワーポイント上で作成するマインドマップの作成方法でした。
慣れれば十分に使えますが、操作に少々クセがあります。
もっと直感的に操作したい!
という方は
専用アプリもあるので活用してみましょう。
専用アプリで作成したものをパワーポイントに出力する
直感的に操作したいのであればマインドマップ専用アプリがおすすめです。
専用アプリは直感的に操作でき、テンプレートも豊富なので自分のイメージに合ったマップを即座に作成できます。
専用アプリで作成してからパワーポイントに出力(エクスポート)することがもできます。
マインドマップとして基本操作する分には無料版で十分可能ですが、パワーポイントへの出力は透かしが入ったり有料版にする必要があったり条件があります。
2つマインドマップ作成ツールを紹介します。
Edraw Mind(旧名Mind Master)
EdrawMindはテンプレートの種類が豊富。
さまざまなパターンでマインドマップを使用することができます。
パワーポイントへの出力は透かしが入ってしまいますが、可能です。
基本操作は無料。
無料版 | あり |
有料版 | あり 5,200円/年~ |
パワーポイント出力 | 可能 透かしが入る 有料版であれば透かしなしで出力可能 |
インストール | 必要 |
豊富なテンプレート
とにかくテンプレートが豊富。どれも直感的に操作できます。
EdrawMindの使用方法
「無料体験」からインストールします。
「新規作成」
お好きなテンプレートを選択。基本は一番上の「マインドマップ」で問題ないです。
まずはメインテーマを入力。
ブロックに直接文字入力が可能です。
同じ階層のボックスを増やす
Enterで下に追加されます。
下に階層を増やす
Tabで一つ下の階層を追加することができます。
ワンクリックで直感的に操作することができます。
「ファイル」→「出力」
「Office」→「Power Point」
保存先を選択
有料版の紹介が入るが「今すぐ出力」を選択
透かしが入ってしまいますが、パワーポイントに出力することができました。
出力後はテキスト修正はできますが
ボックスを追加することはできないので注意
パワーポイント以外にも
- word
- Exel
へ出力することが可能です。
透かしが気になるかたは有料版へのアップグレードが必要となります。
EdrawMindは透かしが入るが無料でパワーポイントへの出力が可能。
XMind
XMindは美しいテンプレートが豊富。直感的で使用しやすく機能も十分。アプリ大賞やPCワールドベスト100を受賞したことがある優れたアプリです。
スマホアプリ版もインストールすることができます。
バージョンアップも定期的にあり、常に使いやすいものを提供してくれます。
基本操作は無料で可能。
パワーポイントへの出力は有料版にすると可能となります。
無料版 | あり |
有料版 | あり 6,800円/年 |
パワーポイント出力 | 可能だが有料版のみ |
インストール | 必要 |
XMindの操作方法
基本的にはEdraw mindと同じ
インストールして利用開始
無料版を選択すれば無料で問題なく使用できます。
こだわりがなければ「マップ」で問題ないです。
基本操作はEdraw mindと同様
Enterで同じ階層のボックスを増やし、Tabで下に階層を増やしていくことができます。
直感的に操作できますね。
XMindをパワーポイント出力するには有料版にする必要があります。
通常使用であれば無料版で問題なし。
マインドマップのメリット
マインドマップを使用して得られるメリットを紹介します。
私個人もマインドマップを
- ブログの記事構成
- プレゼンの構成
- 課題の原因分析
で活用しており、使用前と比較し思考が整理でき中身の濃い資料作成ができるようになりました。
マインドマップを使用するメリットとしては4つ
- 時間がかからない
- アイデアが出やすい
- 深堀りできる
- 整理できる
一つずつ解説していきます。
時間がかからない
マインドマップはキーワードをつなげていくので、直感的に操作できます。文章だと思考に時間がかかり
・めんどくさい
・やるき出ない
・何から考えればよいか
わからない
となりますが。
マインドマップは中心テーマと切り口さえ決めてしまえば自然に手が動きだします。
切り口の例としては
- 5W1H
who,What,Where,When,Why,How - 要素分解
食べ物→果物→りんご→青りんご - プロセス
計画→実行→チェック→アセスメント
切り口を手がかりにしてどんどんアイデアを出して行くと
30分もあればかなり広く・深く頭の中にある考えを引き出すことができます。
考える時間が少ないので短い時間で網羅的にアイデアが出ます。
パワーポイントには時短術があります。とにかく効率的に作業したい方はこちらも参考に。
アイデアが出やすい
キーワードをつなげていくので、最初の1.2個は普段考えているアイデアですが、そこをさらに深堀りしていくことで、普段は思いつかないようなアイデアが出てくることがあります。
マインドマップは、
これは違うかな?
テーマとずれているのではないかな?
と思っていてもとにかく書き出していくのが良いです。
そうすることで普段行き着かない部分にたどり着き、そこが本質的な答えになることもあります。
マインドマップを使うと数珠つなぎにより普段出ないアイデアがポンポン出てきます。
深堀りできる
マインドマップではwhy分析を行うことができ、課題の原因の本質にたどりつくことができます。
why分析の例としては
中心テーマを「プレゼンのスライドがわかりにくい」に設定。
これを「なぜ?」で深堀り。
その結果の解決策として「スライドを分ける」が出てきました。
このように課題に対して、whyで深堀りしていくと解決策が簡単に見えてきます。
課題が生じたらマインドマップを使ってみましょう。
マインドマップを使うと深堀りできるので
本質的な答えが見えてきます。
整理できる
マインドマップで書き出していくといくつものアイデアが出てきます。
マインドマップはそれを俯瞰して全体像をつかむことができます。
全体像をつかむことで、
・これはこのグループに入るな
・新しくこのカテゴリーが
必要そう
と整理することができます。
そして、それを即座に移動し
- グループにわける
- 枠で囲う
- 塗りつぶす
などにより視覚的にわかりやすくできるのも良いですね。
矢印なども使用できるので、変化を表現することもできます。
アイデアを出し尽くしたあと、簡単に整理することもできます。
まとめ
パワーポイントでのマインドマップの作成方法を紹介させていただきました。
パワーポイントの付属機能である「スマートアート」を使用することで、マインドマップを描くことができます。
しかし、操作への慣れが必要。
直感的にマインドマップを作成したい方は
- Edraw Mind
- XMind
- Mindmeister
などの使用がおすすめです。
基本機能は無料で使用することができます。
作成後Edraw Mindであれば透かし入りになってしまいますが、パワーポイントへ出力することもできます。
有料プランに入れば、全てのツールでパワーポイント出力可能になるようです。
頻回に活用される方は有料プランも考えてみても良さそうですね。
マインドマップのメリットは多く
- 時間がかからない
- アイデアが出やすい
- 深堀りできる
- 整理できる
などがあり、「問題解決」、「アイデア出し」、「企画の構成案をまとめる」など様々な場面で力を発揮します。
ぜひ使用してみて下さい。