チラシ・プレゼンスライド作成時こんな悩みはありませんか?
・文字が背景に埋もれて存在感がない。
・文字を強調させたいけどどのようにすれば良いかわからない。
・文字を大きくする以外の強調方法を知りたい。
チラシやプレゼンスライドを一生懸命作り、中身が良いものに仕上げても文字が見にくく肝心のメッセージを読み取ることができなければ伝わらないものになってしまいます。
かといって、どのように文字を強調させれば良いかと思えば文字と大きくする、太くするぐらいしか思いつきませんよね。
実は文字の強調は装飾を使うことでもできます。
この記事ではパワーポイントで文字を強調させる装飾8選を紹介します。8つ覚えていればどんなチラシやスライドでもマッチさせることができます。
この記事を読み終えると、「文字が読みにくい・なにか物足りないな」というときに装飾を追加し、しっかりと伝えたいメッセージを読み手に伝えることができるようになります。
その結果
- チラシで紹介したイベントの反応が増える
- 紹介した商品が売れる
- 提案した企画が通る
といった効果につながってきます。
すべてパワーポイントで簡単にできるものなので、ぜひ覚えていって下さい。
装飾ひとつで文字を強調でき視線を止めることができます。
装飾ではなく、文字に影やフチをつけて加工して目立たせる方法もあります。
【見える】パワーポイント見やすい文字加工のコツ5選|光彩、フチ文字、影の作り方で紹介。
スライド作成は時間がかかる。
「テンプレート」を活用し時間を短縮し、オシャレなデザインに仕上げていきましょう。
無料で使うこともできるので参考にして下さい。
文字を強調するための装飾8選
文字を強調させる装飾8つ紹介します。
- 大きくする
- 太くする
- 色を変える
- 下線を引く
- 枠・塗りで囲む
- 点を加える
- 三本線を加える
- 流体シェイプを加える
文字を大きくする、太くする、色を変えるは基本の強調方法です。
まずはこの3つの方法で強調できないか考えてみましょう。
それでも何か物足りないという場合は他の装飾方法を考えてみて下さい。
1.文字を大きくして強調
文字を大きくは、基本中の基本。皆さんも使ったことありますよね。
文字を大きくする際に意識しておきたいのは
ジャンプ率
ジャンプ率とは
文字の大きさの違いのこと
ジャンプ率が大きいほど大きさが異なる
目安は1.5倍以上
ジャンプ率が小さいとメリハリがなくあまり強調されません。
思い切ってサイズ差を出していきましょう。
ジャンプ率の出し方
テキストボックスを選択し直接サイズ入力する方法と4ptずつ大きさを変える方法があります。
- 大きく変更したいときは文字サイズ入力
- 微調整したいときは4ptずつ調整
4ptずつ文字サイズを調整する際はショートカットが便利
- 大きくする Ctrl+Shift+>
- 小さくする Ctrl+Shift+<
強調したい文字は他の文字より1.5倍以上大きくする。
文字の大きさの目安に関しては【美しい】パワーポイント見やすい文字にするコツ5選|おすすめフォント、大きさで詳しく解説しています。
2.文字の太さで強調
文字を太くする方法も普段使用していますね。
パワーポイントでは2種類の方法で太くすることができます。
- Boldで太くする
- 文字の輪郭で太くする
太さの出し方
1.Boldで太くする
Boldが最も簡単
「B」のBoldボタンを押すだけ。
ショートカットはCtrl+B
Boldは太くはなるが、メリハリは少ない。
もっと太くしたいというときは文字の輪郭から太くしていきます。
2.文字の輪郭で太くする
「ホーム」→「文字の輪郭」
「太さ」を選択し任意の太さに調整
Boldよりも太くなります。
強く強調したいときにおすすめ。
注意点
太くしすぎると文字が潰れてしまうので、読みやすい太さで調整しましょう。
小さい文章だとBoldでも目立ちますが、大きい文字だと目立ちにくいので輪郭から太くするのが良いです。
3.文字の色を変えて強調する
文字の色を変えて強調するのも基本ですね。
文字の色のみだと強調が少し弱いので、Boldで太くしてから色をつけると目立ちやすいです。
色のつけ方
「ホーム」→「フォントの色」で変更可能。
色を選ぶときはメインカラーの補色をアクセントカラーとして使用すると良いです。
補色
青をメインカラーとして使用している場合はオレンジが良いということです。
メインカラー、ベースカラー、アクセントカラー、補色など色の選び方は【もう色で悩まない】パワーポイント初心者でもわかる色使いのコツ3選!で詳しく解説しています。
4.下線を装飾し文字を強調する(マーカー風)
下線を加えることで強調できます。ノートにマーカーをするなど馴染みのある表現ですね。
下線の引き方は2種類
- 下線ボタンで作る
- 図形で下線を作る
1.下線ボタンで作る
「ホーム」→「下線」でワンクリックで完成
ショートカットはCtrl+U
下線ボタンでの下線はインパクトにやや欠けます。
色の変更もできません。
もっとインパクトを出したい場合は線・図形で作成しましょう。
2.図形で下線を作る
「挿入」→「図形」から
「線」or「四角形」を選択
「線」であれば太さを調整。
太めの下線を作成 色の変更も可能です。
重ねると文字が隠れてしまうので
「背面」へ移動しておきましょう。
完成
同様に四角図形でも長方形を作れば下線を作成することができます。
通常の下線よりも、図形から作成するほうが太くなりインパクトが出ます。
下線は線or長方形で作って上げると強調されやすい。
5.枠・塗りで装飾し文字を強調する
文字を枠で加工することで強調されます。
塗りつぶすことでさらにインパクトが出ますね。
単語でまとめても良し、一文字ずつ囲っても良しです。
枠・塗りの作成方法
「挿入」→「図形」で囲いたいサイズに合わせて図形を配置。
文字の背面に図形を入れ、コントラストのある文字色に変更して完成。
文字と図形を組み合わせる際のポイントを【変わる!】パワーポイント図形と文字を組み合わせるコツ5選|見やすい余白、行間で解説しています。
図形で枠を作ることでかなりインパクトが出ます。
しっかりと強調したいときにおすすめ。
6.点で装飾し文字を強調する
強調したい単語の上に点を追加することで、視線が止まるようになります。
ワンポイントなので、ごちゃごちゃした印象を与えずに強調させることができます。
作成方法
「挿入」→「図形」から「楕円」を選択
Shiftを押しながら描くことで正円にすることができます。
この正円を小さくして、強調したい文字の上に配置すれば完成。
注意点
円が大きいと野暮ったくなるので、小さめにするのが良い
円が大きすぎると違和感があります。
小さめに設定していきましょう。
点は自然に文字を強調でき他の要素を邪魔しません。
7.三本線で装飾し文字を強調する
三本線も他の要素を邪魔せず単語を強調できるので良いですね。
2種類紹介します
- 線だけのもの
- 三角形のもの
線の三本線作成方法
「挿入」→「図形」→「線」で線を3本縦に引く。
目視で傾けても良いですが、左右均等に傾けるのがなかなか難しいです。
なので線で右クリックし
「回転」→「回転のオプション」
「回転の角度」を入力していきましょう。
一番左側が150° 右側を30°にするとちょうどいい感じ。
最後に真ん中の線を少しだけ上に移動するとバランスがとれます。
三角形の三本線作成方法
「挿入」→「図形」→三角形を選択し細長くします。
先程と同様に傾けて位置を調整すれば完成。
三本線はかわいらしく強調できます。
ポップなデザインに合いやすい
8.流体シェイプで装飾して文字を強調する
流体シェイプで文字を目立たせる方法です。
この方法はひと手間必要ですが、
インパクトは強く、視線を止めることができます。
パワーポイントでも流体シェイプはできちゃいます。
流体シェイプの作り方に関しては【パワーポイントでできる!】オシャレな流体シェイプの作り方|グラデーションも解説を参考にしてください。
流体シェイプは背景としても境界線としても使えます。覚えておくと便利。
番外編 特殊記号で作る縦棒
オシャレな縦棒です。
文字の部分強調をするものではありませんが、見出しやタイトルの横に設定するとオシャレにまとまります。
作成方法
「挿入」→「記号と特殊文字」から選択します。
記号の名称は『Left Three Eighths Block』
まとめ
文字を強調させるための方法8選を解説させていただきました。
- 大きくする
- 太くする
- 色を変える
- 下線を引く
- 枠で囲む
- 点を加える
- 三本線を加える
- 流体シェイプを加える
文字を大きくする、太くする、色を変えるは基本であり普段から使用されていたと思います。
ワンランク上のデザインにするには図形の「線」「四角形」「流体シェイプ」を使用して文字を強調すると良いです。
一見難しそうですが、図形を配置し文字の色を変更するだけなので、やってみると意外に簡単にできてしまいます。
文字を強調することで、伝えたいメッセージをしっかりと読み手に伝えていきましょう。
その結果興味を持ってもらえる確率が高まり
- 商品が売れる
- 成約につながる
- イベントに参加してもらえる
と実際の行動につながりやすくなります。
ぜひ実践していきましょう。