パワーポイントにはマイクロソフト認定資格であるMOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)の試験があります。
MOS資格の取得を考えているかた。こんな悩みはありませんか?
・MOSパワーポイントの難易度ってどのくらいなの?
自分が受けても合格できる?
・合格するにはどれくらいの時間勉強したらいい?
・短時間で合格するための勉強方法を教えて欲しい。
MOS試験の概要をつかんでおかないと
なんとなく「パソコン苦手だから自分には無理そう」と諦めてしまったり
闇雲に勉強して余計な時間を消費してしまうかもしれません。
この記事ではMOSパワーポイント試験の概要と難易度。さらにおすすめの勉強方法について紹介しています。
MOSパワーポイント試験の合格率は80%以上と高く、難易度としては他のWordやExelと比較して高くありません。
初心者の方でも1ヶ月の勉強期間があれば合格できます。
この記事を読み終えると自分がMOSパワーポイント試験に向けて
・何をやればよいか?
・どの程度勉強すればよいか?
が明らかになり自分にもできそうだと自信をもつことができます。
MOS試験は合格すると就職・転職に有利になり、かつプレゼンスキルはどんな業種でも役立ちます。
ぜひ合格に向けて動き出しましょう。
MOSパワーポイントの難易度は高くない。
初心者の方でも合格できるレベル。
サクッと勉強して取得しましょう♪
プレゼンスキル向上のための勉強方法は【学ぶ】パワーポイントで伝わるプレゼン!おすすめ勉強方法|サイト、動画、本、教室でも紹介しています。
MOSパワーポイントってどんな試験なの?
MOSとはWord・Exel・PowerPointといったOfficeの利用スキルを証明できる世界的な資格。
では取得するとどのようなメリットが得られるのでしょうか?
MOS資格取得のメリット
MOSを受験することで多くのメリットが得られます。
- パソコンスキル習得
- 業務の効率化
- スキルのアピール
パソコンスキル習得
MOSは実際にパソコン上で操作する実技試験。
試験のための学習をすることでパソコンスキルをまんべんなく獲得することができます。
- Wordであれば短時間で要旨をつかんだ見やすい資料作成。
- Exelであれば簡単にデータ集計・分析。
- PowerPointであれば伝わるスライド作成。
などができるようになります。
業務の効率化
パソコン作業に要する時間は、操作方法を知っているか知らないかで大きく変わります。
機能を知ることで資料作成、データ分析、チラシ作成をスムーズに行うことができ作業時間大幅に短縮。
結果的にこなせる業務量が増え社内評価もされやすくなります。
スキルのアピール
パソコンスキルは目にみえないもの。
MOS資格として証明されれば履歴書にも記載することができアピールすることができます。
実際の現場でのスキルアップにつながり
就職・転職にも有利になる。
日本国内では累計受験者数400万人以上
MOSはパソコン資格としては国内最大級の資格試験
受験者数は累計400万人以上。
MOSにはスペシャリストとエキスパートがある
MOSには一般レベルであるスペシャリストと上級レベルのエキスパートが設定されています。
パワーポイントに関しては現在の所スペシャリストまでの設定。
WordやExelはエキスパートが準備されており、一定レベルのスキルを持っている方はエキスパートの受験を考えてもよいですね。
MOSパワーポイントの出題内容
出題内容はパワーポイントの操作全般に及びます。
中にはビジネス場面で一度も使ったことがないような機能も。
使ったことがない機能はしっかりと勉強する必要があります。
内容としては以下
プレゼンテーションの管理
- スライド、配布資料、ノートマスターの変更
- 印刷設定
- スライドショーの設定、実行
スライドの管理
- スライドの挿入
- スライドの変更
- スライドの並び替え・グループ化
テキスト、図形、画像の挿入と書式設定
- テキストの書式設定
- リンク・図の挿入
- 図形を並べる
表、グラフ、スマートアート、メディアの挿入
- 表・グラフの挿入と書式設定
画面切り替えやアニメーションの適用
- 画面切り替えの設定
- スライドにアニメーションを適用する
仕事で使う機能は限られている。
仕事で問題ないレベルでも合格できるとは限らない。
網羅的に学習する必要があります。
どんな人におすすめ?
MOSパワーポイントを取得することで得られるメリットは多くおすすめです。
とくにおすすめの人は
- プレゼンを日常的に行う人
- 就職・転職を控えている人
- パワーポイントを勉強しスキルアップしたい人
プレゼンを日常的に行う人
MOSパワーポイントを取得することでスライドのデザインを整え、瞬時に伝わるスライドを作成することができるようになります。
普段プレゼンで事業説明や上司への提案を行う方は聴き手の興味を惹き、伝わるプレゼンを行えるようになります。
その結果社内での評価が上がり出世にもつながっていきますね。
プレゼン場面の多い職種の方は取得をおすすめします。
就職・転職を控えている人
MOSはパソコン資格としては国内最大級で、世界的にも認められる資格です。
そのため履歴書に記載することで客観的なスキルの証明になります。
採用する側としては、一定のパソコンスキルを持っていることがわかるため、何もない人よりも評価しやすく採用につなげやすいです。
パワーポイントを勉強しスキルアップしたい人
MOSパワーポイント受験にはパワーポイント全般の理解が必要。
取得に向けた勉強をすることで、普段活用しない機能を覚えることができます。
その結果自然に普段のスライド作成に取り入れることができ、伝わるスライド作成につながります。
純粋にスキルアップしたい方にもおすすめです。
職場でプレゼン場面が多い人はスキルアップにもなるので取得をおすすめします。
評価につながりますよ。
MOSパワーポイント試験の難易度はどれくらい?
気になる難易度ですが、MOS試験の中でもパワーポイントスペシャリストは比較的簡単と言われています。
合格率は80%以上
MOS試験全て1000点満点で700点以上が合格
正式な合格率は明らかにされていませんが
- MOSスペシャリストの合格率は80%
- MOSエキスパートは60%
と言われています。
なのでパワーポイントスペシャリストは約80%です。
パソコンスクールで計測された合格率では約90~95%。
しっかりと勉強すれば9割以上の確率で合格できるといえますね。
初心者でも十分に合格可能な難易度となっています。
合格に必要な勉強時間は40時間~80時間
仕事での使用歴や、普段使っている内容によって個人差は大きいですが
- 日常的にパワーポイントを操作する機会がある方は40~50時間
- 全くの初心者であれば70~80時間
が勉強時間の目安。
ある程度パワーポイントに慣れているかたであれば1日2時間程度の勉強時間を確保すれば1ヶ月で合格できます。
日常的にパワーポイントを使用しているかたで、まとまった勉強時間が確保できる方は2週間でも合格できそうです。
MOSの中でも易しめの難易度。
1ヶ月の勉強期間で十分に合格できます。
おすすめの勉強方法
MOSパワーポイント試験のための勉強方法はいくつかあります。
- テキストでの独学
- 通信講座
- パソコン教室
パソコンを日常的に使っている方はテキストでの独学
一番のおすすめは独学でのテキスト学習。
- 日常的にパソコンを使用している
- パワーポイントの使用経験がある
上記の方であればテキストで十分。
この理由としてはMOS試験用の対策テキスト
よくわかるマスターMOS PowerPoint365&2019
- 非常にわかりやすく解説されている
- 基本から応用までしっかりと網羅している
- 本番にかなり近い模擬試験プログラムがある
とかなり優秀だからです。
試験云々の前に純粋にパワーポイントを学習する教材としても非常におすすめです。
私自信このテキストのみで受験しましたが、何の問題もなく合格することができました。
パソコンに不慣れな方は通信講座
パソコン操作に不慣れ
パワーポイントは触ったことがない
というかたは通信講座がおすすめ
資格取得のユーキャンのバワーポイントMOS講座であれば1ヶ月で
- 説得力のある企画書やプレゼン資料がラクに作れる
- 企画、営業、技術どんな職種でも広く活用できるスキルを獲得
をゴールに設定。
試験合格に向けた対策を効率的にとることができます。
基本はFOM出版のテキストを使用しますがテキストのみではわかりにくい部分を
ユーキャンオリジナルの解説動画で解説。
パソコンが苦手で操作に自信のない方でもスムーズに学ぶことができます。
さらに受講期間(3ヶ月)の間は講師への質問も可能(1日3問まで)。
わからない部分はその日に解決することができます。
パソコン教室
パソコンほとんど操作したことがない
パワーポイント初心者
一人で学べる自信がない
このような方はパソコン教室に通学するのがおすすめ!
独学や通信講座と比較すると費用はかかりますが、その分講師にわからないことを相談でき細かな操作説明まで指導を受けることができます。
中でもハロー!パソコン教室は資格取得に強くMOS試験に力を入れており
「Microsoft Office Specialist 公認パートナー」となっています。
合格率はなんと97.3%。
さらにレッスン料は1レッスン(60分)1,650円とパソコン教室の中では最安値!
全国に約190校もあるので、お近くの教室を探せます。
無料体験レッスンもできるのでまずは試してみるのもよいですね。
ハロー!パソコン教室はオンライン校もあります。
オンラインなので
仕事が忙しくて教室に通う時間がない。
家の近くの教室がなくて通えない。
という方も自宅で学べます。
特徴は
- オリジナル教材
- すきま時間に学べるマイクロラーニング
オンラインなのでいつでもどこでも学ぶことができるのはよいですね。
わからないことがあったら、最寄りの教室で質問できるオフラインサポートもついています。
カリキュラム | 全15講(約28時間) |
受講期間 | 4ヶ月 |
料金 | ¥20,430(税込) |
学習資料 | FOM社のテキスト 各講座の練習問題集付き |
パソコン苦手な方は通信講座やパソコン教室に通うのも手。
合格率90%以上になります。
MOSパワーポイント試験はどのように行われる?
MOSパワーポイントの試験がどのようなものか具体的に紹介していきます。
現在受けられるバージョンは
- MOS365&2019
- MOS2016
- MOS2013
新しいバージョンMOS365&2019を受けるのが望ましいです。
試験時間は50分
MOSの試験時間は全科目50分。
パワーポイント試験は操作方法さえ知っていればサクッと回答することができ、時間は余りやすい。
早ければ30分程度での回答も可能です。
ただ、わからない問題だとさまざまな機能を試してしまいかなりの時間をとられてしまうことも。
一問一問の問題はわかれているので、答えられる問題から回答していくのがポイントです。
出題数は30問前後
パソコンでスライド下に表示される指示に対して操作を行いスライドを完成させていきます。
問題例
- スライド「○○○」を複製し、複製下スライドのタイトルを「〇〇○」に変更してください。
- スライド「○○○」のタイトルに使用されている図形に枠をつけ、枠の太さを7ptに設定してください。
このような指示に答えていきます。
問題は約6つのプロジェクトに分かれており。
1つのプロジェクトで同じ形式のスライドで回答していきます。
1つのプロジェクトにつき5~6個の問題が準備されています。
出題数は合計30問前後。
問題に一つ一つ回答していきます。
一つ一つの問題は完全に独立しており、別の回答に影響を与えることはありません。
合格発表は当日その場でわかる
場所によって異なるかもしれませんが合格発表は試験終了後5分でわかります。
講師の方が終了後にパソコンを操作し、合否の結果を印刷し渡してくれます。
印刷される用紙は仮合格証。
合計点数と、プロジェクト毎の正答率が表示されています。
即日結果がわかるのは良いですね。
正式な認定証は後日Microsoftから郵送されてきます。
合格は即日その場でわかる!
試験日はいつ?どうやって申し込むの?
試験の日程や会場、申込み方法について紹介します。
試験の日程
MOS試験は
- 全国一斉試験
- 随時試験
2つの受験方法があります。
全国一斉試験は毎月1~2回開催
随時試験の日程は各試験会場が設定した日程
多い所だと週に2.3回開催。
ほぼ毎日どこかの会場では開催されています。
開催頻度が多いので自分の予定に合わせやすいです。
試験会場を決めたら、日程の問い合わせを行いましょう。
試験の場所
試験会場は最寄りのパソコン教室。
全国約1700の試験会場があるので、自宅近くの会場が見つかります。
パソコン教室に通われる方は通っている教室で試験を受けることができます。
受験の費用
受験料は一般価格¥10,780円(税込み)
学割価格は¥8,580円(税込み) 学生は2000円以上お得に受験できます。
学割価格は試験当日に学生の方が利用可能。
試験当日に有効期限内の学生証、もしくは発行から3ヶ月以内の在学証明書を提示する必要があります。
受験資格
年齢・国籍を問わずだれでも受験することができます。
申込み方法
申込みは各試験会場へ直接問い合わせ、申込み手続きをおこなっていきましょう。
まとめ
MOSパワーポイントスペシャリストに合格することで得られるメリットは多く
- パソコンスキル習得
- 業務の効率化
- スキルのアピール
試験に合格するための過程でパワーポイントスキルが向上し、実際の仕事での作業時間が短縮し「素速く伝わるスライド」を作成することができるようになります。
またMOSに合格することで一定のスキルの証明になるので、履歴書に記載することができ就職や転職時に有利に働きます。
MOSパワーポイントスペシャリストの難易度は易しめ。
試験の対策時間は個人差が大きいですが
日常的にパソコンを使用しておりパワーポイントの操作経験のある方は
40時間~50時間
1日2時間程度の学習時間を確保できれば1ヶ月で合格可能
パソコン経験がない初心者の方の場合は
70時間~80時間
2ヶ月程度の期間が目安の時間となります。
学習方法は
- テキストでの独学
- 通信講座
- パソコン教室
があります。
基本的にはテキストでの学習でも十分に合格可能なレベルです。
しかし、パソコン初心者の方やパワーポイントの操作経験のない方は通信講座やパソコン教室を検討してみるのも良いかもしれません。
通信講座であればユーキャン
パソコン教室であればハロー!パソコン教室がおすすめ
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