パワーポイントでプレゼン資料を作成する際の悩みとして
・自分で作るとスライドがダサく見にくい。
・相手に伝わる、わかりやすいスライドを作りたいがどうすればよいかわからない。
・スライドの作り方のコツを知りたい。
パワーポイントは学校でも職場でも学ぶ機会がほとんどないですよね。
そのため、作り方がわからずどうしてもダサくなってしまう。
その結果相手に伝えたいことが伝わらず
- 提案が通らない
- 企画が通らない
- 共感を得られない
となってしまいます。
そんなときはパワーポイントのデザインに関する本を参考にしてみましょう。
デザイン本ということもあり、非常にわかりやすく
- 何をやってはだめか?
- 何をするとわかりやすくなるのか?
が明確になります。
とはいえ
デザイン本たくさんあるし自分にあう本がどれかわからない
となりますよね。
この記事では「おすすめのパワーポイントデザイン本ランキング5選」を紹介します。
パワーポイント歴15年の私が20冊以上実際に読んだデザイン本の中から「わかりやすさ・実践難易度」を基準にして5つに厳選。
その結果おすすめの本が明らかになりました。
それぞれの本の特徴と、どんな方におすすめかを解説しています。
ぜひご自分に合う本を選び参考にしてみてください。
おすすめのデザイン本をランキング形式で紹介します。
あなたに合った本が見つかるはず。
自分で一からスライドを作成するのは大変!
という方はテキストを当てはめていくだけのテンプレートもおすすめ!
無料でもダウンロードできます。
失敗しないパワーポイント本の選び方
パワーポイントの本は大きく分けて2種類あります
- 基本操作解説書
- デザイン書(プレゼン・資料作成)
パワーポイント完全初心者で、基本操作がわからないという方は基本操作を解説している本を選びましょう。
基本操作でおすすめは「よくわかるPowerPoint2019基礎」
今回の記事ではデザイン(プレゼン・資料作成)本でのおすすめを紹介します。
プレゼンでは聴者が瞬時に理解できるスライド作成が求められます。
- ただ文字だけを配置
- 派手な配色
- 情報詰め込みすぎ
このようなスライドでは重要なメッセージが伝わりません。
自分にはセンスがないからできないよ
と思われるかもしれませんが、デザインはセンスではなく知識です。
私自信も絵のセンスは0で褒められたことは一度もありませんが、スライド作成では「わかりやすい、キレイ」と言っていただけます。
これはセンスではなく、デザイン知識を増やしたからにすぎません。
このデザイン知識を増やすためには、今回紹介するデザイン本がおすすめ。
- わかりやすさ
- 実践しやすさ
この2点で私が実際に読んだ本から厳選5つを解説していきます。
デザインにお悩みの方はぜひ参考にしてください。
デザイン本は基本操作については省略されているものもあるので注意です。
パワーポイント本比較表
ランキング | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 |
商品名 | 伝わるデザインの基本RULE | 見やすい資料の一生使えるデザイン入門 | パワーポイント最速仕事術 | ノンデザイナーズ・デザインブック | 秒で伝わるパワポ術 |
わかりやすさ | |||||
実践しやすさ | |||||
おすすめの人 | パワポ初心者 学生 研究発表者 | パワポ初心者 学生 | パワポ初心者 ビジネスマン | デザイン初心者 デザイン作成者 | パワポ初心者 ビジネスマン 学生 |
特徴 | 「伝わるデザイン」のために実用的なデザインの基本知識を体系的に紹介 | デザインのbefore・afterを見開きで対比。一目で良い悪いがわかる | 最速で資料を作成するために必要な「型」「操作方法」を解説 | デザインを整えるために必要な「基本原則」をわかりやすく紹介 | プレゼンの構成方法から、デザインのコツまでおもしろおかしく解説 |
ページ数 | 237p | 177p | 1546p | 260p | 223p |
リンク | 購入する | 購入する | 購入する | 購入する | 購入する |
おすすめパワーポイント本ランキング5選|デザイン
プレゼン・資料作成する上で重要なデザインに特化した本のランキングです。
- わかりやすさ
- 実践しやすさ
この2点で評価しています。
どれもとてもわかりやすく、読み終えると整ったスライドを作成することができるようになります。
第1位|伝わるデザインの基本RULE
伝わるデザインの基本RULEはデザインやレイアウトの基本ルールを作例付きでわかりやすく体系的に紹介されています。
業種によって資料の種類は異なりますが、陥りやすい問題点は共通しているもの。
その共通の問題点を明らかにしてくれます。
なのでパワーポイントに限らずWordでも応用でき、プレゼンスライド、チラシ、企画書、研究発表のポスターとあらゆる資料作成に応用することができます。
著者の方は大学教員であり研究発表の資料作成に必要なデザインのノウハウを普及することを目的にWebページ
研究発表をする社会人・学生にも非常におすすめの内容になっています。
デザインの基本はこの1冊で網羅的に学ぶことができます。
資料作成全般に活用できる。
プレゼンをするビジネスマンから、研究発表する大学生・症例発表をする医療関係者にもおすすめ。
わかりやすさ |
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図が豊富で、説明も詳しい |
実践しやすさ |
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テクニックも紹介され 操作もわかりやすい |
著者 | 高橋佑馬、片山なつ |
ページ数 | 237p |
発売日 | 初版2014/8/10 改訂3版2021/4/13 |
値段 | 定価2,178円 |
第2位|見やすい資料の一生使えるデザイン入門
見やすい資料の一生使えるデザイン入門は見開きのページにbefore・afterを掲載。
ビジュアルでデザインの悪い点・良い点を一目でわかるようになっています。
紹介されたスライドの下部に補足情報が記載されており、実際のスライドデザインを眺めながら説明を読め頭に入りやすい。
beforeの悪い例が自分のやっていたデザインも多く
だから見にくかったんだ
と納得することが多いです。
見やすい資料の10箇条についても紹介されており
- 1スライド1メッセージ
- 色を使うルール
- 情報の絞り方
などを全75のコンテンツで紹介されています。
文章量が多くないので、サクサクと読み進めることができます。
デザインを習ったことがない方。
デザインに自信のない初心者の方におすすめ。
この良書がKindle unlimitedであればなんと無料で読むことができます。
Kindle UnlimitedはAmazonが提供する電子書籍読み放題サービス。
Amazon会員であれば月額980円(税込み)で利用することができます。
書籍はなんと200万冊以上。
書籍は普通に買っても1000円以上するので、破格です。
30日間の無料お試し期間もあるのでまずはお試しから。
わかりやすさ |
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スライドのbefore・afterが非常にわかりやすい |
実践しやすさ |
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afterの方法に合わせて即実践できる |
著者 | 森重湧太 |
ページ数 | 176p |
発売日 | 初版2016/1/21 |
値段 | 定価1,760円 |
第3位|パワーポイント最速仕事術
パワーポイント最速仕事術著者の前田鎌利さんは、過去にソフトバンクに在籍し孫正義社長にも称賛されるプレゼンをされていた方。
数多くの課題へ対応しつつ、新規事業の提案など多忙な状況で必要なのは「一発OK」が出るプレゼン資料。
「一発OK」が出る資料を最速で作成するための「スライドの型」を紹介しています。
その型を「テキスト」「図形」「グラフ」「画像」「アニメーション」それぞれで解説。
パワーポイントには様々な機能がついていますが、プレゼン資料作成で使用するのは限られた機能。
本当に必要な機能だけを知り、最速で優れたプレゼン資料を作るための本となっています。
デザインのみでなく、プレゼン全体の構成の考え方から詳しく解説されています。
職場で上司や営業先に向けてプレゼンをするビジネスマンに非常におすすめ
わかりやすさ |
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資料作成の型がわかりやすい |
実践しやすさ |
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図形、グラフなど項目が分かれているので即実践できる |
著者 | 前田鎌利 |
ページ数 | 1546p |
発売日 | 初版2020/3/4 |
値段 | 定価1,980円 |
第4位|ノンデザイナーズ・デザインブック
ノンデザイナーズ・デザインブックはノンデザイナー(デザインを仕事とはしていないがデザインする必要がある人)向けのデザイン本です。
ノンデザイナー向けなので、デザイン専門書の中では専門用語が少なくデザイン初心者の方でも抵抗なくスラスラと読むことができます。
デザインする上で最も重要と言っても過言ではない『4つの基本原則』について詳しく解説されています。
デザインはセンスではなく、いかに4つの基本原則を守ることができるか?だということを感じました。
正直プレゼン資料では、4つの基本原則さえ守ればデザイン面は合格点となります。
デザインに携わる機会がある方の必読書ともいえます。
プレゼン資料以外にも、チラシやパンフレットを作成する際にも4つの基本原則は活用できます。
仕事でデザインする機会がある方はおすすめ。
わかりやすさ |
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一番わかりやすい | デザイン基本原則を学ぶには
実践しやすさ |
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基本原則を使いこなすには慣れが必要 | テクニック部分ではない
著者 | Robin Williams(ロビン・ウィリアムズ) |
ページ数 | 260p |
発売日 | 第4版 2016/6/30 |
値段 | 定価2,398円 |
第5位|秒で伝わるパワポ術
著者のトヨマネさんはとにかくパワポが大好き。
パワポを楽しいもの捉え、「くだらないけど、ためになる」をモットーにTwitterでも勢力的に活動されている方。
パワポでデザインした面白おかしなスライドを投稿し約10万人の方にフォローされています。
自分の頭の中を形にして伝え共感してもらうにはパワポは最適ですね。
本書ではトヨマネさんらしく、「桃太郎が鬼退治するためにイヌ・サル・キジにお供になってもらえるようプレゼンをしたら」を題材にし
プレゼンの構成の考え方、グラフの作り方、レイアウトの作り方などを解説されています。
楽しく読み進めれる本。
パワポ作成の「7割は紙とペン、パワポで作るのは3割」という構成が最も重要だよというメッセージも伝えてくれています。
プレゼンの基本やお作法を教えてくれる本。
題材が面白い。
デザインも洗練されていて、とても参考になります。
プレゼン機会のあるビジネスマンにおすすめ。
わかりやすさ |
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文章がやや多い |
実践しやすさ |
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テクニックよりも基本的な考え方が多い |
著者 | 豊間根 青地 |
ページ数 | 223p |
発売日 | 2021/9/29 |
値段 | 定価1,584円 |
まとめ
パワーポイントは学校でも職場でも体系的に学ぶことはほとんどない分野。
にも関わらず、学校では研究発表。職場では企画を通すための上司へのプレゼンや集客のためのチラシ作成で使用する場面は多いですね。
教えてくれる人がいないので手っ取り早い勉強方法は本。
本の中でもパワーポイントデザイン本でおすすめランキング5選を紹介。
- わかりやすさ
- 実践しやすさ
の2点で評価。
第1位
伝わるデザインの基本RULE
デザインのルールを体系的に学ぶことができます。
文章多めで詳しく解説されているので初心者の方でも安心。
第2位
見やすい資料の一生使えるデザイン入門
見開きにbefore・afterが掲載されているので、ダメなデザインと良いデザインを一目で比較することができます。
kindle unlimitedであればなんと無料!
第3位
パワーポイント最速仕事術
プレゼン資料を最速で作成するために必要な構成やデザインの型をわかりやすく解説。
1000p以上とボリュームが多く体系的に学ぶことができます。
第4位
ノンデザイナーズ・デザインブック
デザインの超重要な基本原則をわかりやすく解説しています。
基本原則はパワーポイントでのプレゼンスライドに関わらず、Wordでの提案文書作成などデザインに関する全てに活用できる内容です。
ノンデザイナーの方でデザインに少しでも携わる方は必読です。
第5位
秒で伝わるパワポ術
パワポが大好きな著者が書かれた本。
シンプルで洗練されたスライド作成を行うことができます。
内容は桃太郎の鬼退治を手伝ってもらうためにお供にプレゼンを行うというもの。面白い。
やはり一番のおすすめは
伝わるデザインの基本RULE
この1冊を読んでおけば間違いなくスライドデザインはスキルアップします。
迷ったら伝わるデザインの基本RULEを購入してください。
その他にも勉強方法は動画やセミナーなど数多くあります。あわせて参考にしてください。