プレゼンの目次スライド。後回しにされがちですね。
このような悩みありませんか?
・ただ文字を羅列しているだけになってる。
・中身が重要だからなんでもいいと思っている。
・デザインの仕方がわからないから作れない。
・目次スライド・中表紙の作り方を教えて欲しい。
目次スライドは聴者にプレゼンの全体像を伝えるために重要です。
目次スライドに入った瞬間になんの説明もなく、サッと次のスライドへ。
これでは聴者は全体像を把握できません。全体像が把握できないと今何を目的に話しているスライドかがわかりにくくなり、伝わらないプレゼンになってしまいます。
また中表紙も重要であり、中表紙があることでプレゼンの現在地と今から何を話すか?が明確になります。
それによって聴者は不安にならず聴く意識が高まります。
この記事では目次を作る3つのメリットと、シンプルな目次スライド・中表紙の作り方を紹介します。
この記事を読み終えると、目次でプレゼン全体の内容をわかりやすく伝えることができ、プレゼンの中身も理解してもらいやすくなります。
その結果
- 成約につながる
- 企画が通る
- 上司から高い評価をもらう
プレゼンにつながります。
ぜひ実践し、ライバルと差をつけれるプレゼンを作成していきましょう。
目次スライドは全体像を理解してもらうために大切。
中表紙は現在地を示すことができる。
どちらもわかりやすくデザインしていきましょう。
目次スライド・中表紙スライドと合わせて知っておきたいのが表紙デザイン。
【ビジネス】プレゼン表紙スライド作り方のコツ|シンプルな参考デザイン12解説!この記事で詳しく紹介しています。
スライド作成は時間がかかる。
「テンプレート」を活用し時間を短縮し、オシャレなデザインに仕上げていきましょう。
無料で使うこともできるので参考にして下さい。
目次スライド・中表紙スライドを作るメリット3つ
目次スライドを作るメリットは大きく3つあります。
- プレゼンの全体像がわかる
- プレゼン全体のボリュームがわかる
- プレゼンの現在地がわかる
プレゼンの全体像がわかる
プレゼンのアウトラインを伝えることで聴者がプレゼンを理解しやすくなります。
目次なしで始まると。
このプレゼンの目的は何だっけ?
今何をテーマに話しているんだ?
となり、そもそもの目的が不明確なまま進行してしまうことがあります。
目次の部分で何を目的に、何を聴者に求めているかを説明しましょう。
目次で全体像を伝えて、聴者が混乱しないようにしましょう
プレゼン全体のボリュームがわかる
目次があることで、プレゼンの内容がざっくりとわかるのでプレゼンのボリュームが掴めます。
プレゼン中に
これはいつまで続くんだ?
どこまで行けばゴールなんだ?
とならないためにも目次で全体ボリュームを伝えましょう。
目次でおおよその内容を掴んでもらう。
プレゼンの現在地がわかる
目次があることで、どこまで進んでいるか現在地がわかるようになります。
目次を冒頭部分で紹介。その後中表紙を作り、全体に対して今ここですよ。と内容が切り替わるタイミングで提示することで聴者は
今ここだから残りはこれぐらいかな。
次はこの内容について話すんだな。
とおおよその進捗状況を掴むことができます。また内容の切り替わりのタイミングで目次を提示してくれることで次のタイトルがわかり内容が頭に入りやすくなります。
現在地を伝え聴者の不安を取り除きましょう。
おすすめの目次の数・内容
目次の数は5つ程度
人が瞬間的に理解できる数は最大で7つと言われています。
目次の数が多すぎると長々と目次の説明を受けても。
結局何も覚えていないとなってしまいます。
目次の数は5つ前後がおすすめ
覚えておきましょう。
目次の内容
目次を読むだけである程度の内容がイメージできる表現にしましょう。
悪い例
1.概要
2.目的について
3.方法について
4.まとめ
極端ではありますが、このような目次は抽象的すぎて目次の意味がありません。
良い例
1.パワーポイントの基本
2.パワーポイントの目的5つ紹介
3.パワーポイントの基本操作方法
4.まとめ
このように何に対して、どれぐらいのことを伝えるのかがわかる表現が理想的です。
表現の方法は対象者に応じて変わります。
同じ分野の方が対象であれば専門用語を羅列しても良いですが、対象が別分野の方や初心者の方であれば、表現を噛みくだき誰でもわかるように変更していきましょう。
目次だけで何の話しかわかるように書きましょう。
別分野の方が対象であれば専門用語は使わない。
シンプルな目次スライドの作り方
今回はシンプルに簡単にできるものに厳選して紹介させていただきます。
ビジネスでのプレゼンでは過度なデザインや装飾は好まれないことも多いので、シンプルが望ましいです。
ご自身のプレゼンイメージに合い、作れそうなものから取り入れてみて下さい。
シンプルブロック目次
ブロックで構成された目次です。
あまり見かけない目次デザインですね。
見かけないからこそ目につくデザインでおすすめです。
ブロック目次作成方法
「挿入」→「図形」から正方形を選択し
まずは一つ配置し、塗りつぶしからお好きな色に変更します。
同じブロックを複数作る際は一つを作り込んでから複製する方が簡単なので
この時点で文字も入力してしまいましょう。
「挿入」→「テキストボックス」
ブロックの上に文字を配置します。
ここで文字サイズも調整しておくと楽になります。
01のブロックをグループ化し、コピーし4つにします。
移動するときはctrl+shiftを押しながら移動すると水平コピー移動ができます。
テキストボックスからそれぞれのブロックの内容に修正
中央に「目次」を置いて完成
塗りつぶしではなく枠で囲うとよりシンプルにまとまります。
図形の上に文字を配置する際には見やすい文字色や余白など組み合わせのコツがあります。
【変わる!】パワーポイント図形と文字を組み合わせるコツ5選|見やすい余白、行間この記事で紹介しています。
ポイント色をつけた目次スライド
左側に目次スライドであることを表し、右側に目次を配置。
左側の部分はプレゼンタイトル名を記載しても良いです。
ポイントに数字のみ色を変更しています。
ポイント色目次の作成方法
「挿入」→「テキストボックス」で配置。
数字のみ色をつけ、少しサイズを大きくしています。
ctrl+shiftを押しながらコピー水平移動し4つ準備
それぞれの見出しに変更
右側の目次と同じ縦幅で左側に図形を配置
図形の上にコントラストのある白文字を配置し完成
目次を並べる際はガイドを表示してキレイに整列させるのがポイントです。
四角図形で統一した目次スライド
同じ図形で統一するとまとまりができていいですね。
方法も簡単。
四角図形目次の作成方法
四角図形を配置し、その上に白文字をのせるだけです。
ポイントは図形の配置を揃えること。
配置を揃える際は配置機能を使いましょう。
揃っていないと見栄えが悪い。
図形の揃え方
揃えたいオブジェクト全て選択し
「ホーム」→「配置」
左右中央揃えを選択
左右中央に揃いました。
配置機能と使った整列は見やすいスライドを作成する上でとても重要。
【デザイン原則】パワーポイント見やすい文字レイアウトのコツ|揃える、間隔空けるで詳しく解説しています。
丸図形で統一した目次スライド
今度は丸図形で統一してみました。
プレゼン全体で「穏やか」「優しい」イメージを出したいときにおすすめです。
丸図形目次の作成方法
スライドからはみ出るように丸図形を配置。
実際に表示される部分は左側のサムネイルで確認しましょう。
アイコンを使用した目次スライド
アイコンを使用し、視覚的な理解を補助しています。
アイコンがあることで、目次のタイトルを瞬時に理解することができますね。
アイコン目次の作成方法
まずはアイコンをダウンロードしましょう。
おすすめは
ICOOOON MONO
6000個以上の多種多様なアイコンを無料でダウンロードすることができます。
ほとんどのアイコンはICOOOON MONOで揃えることができます。
タイトルのイメージに合ったアイコンをダウンロードしましょう。
その他アイコンやイラスト素材をお探しの方は
【プレゼン資料作成】パワーポイントで使えるフリーイラスト素材|ビジネス向けこちらを参考にして下さい。
サイトからダウンロードしたものをコピーもしくはそのままドラッグしスライド上にのせます。
アイコンを配置するときのポイントとしては
- アイコンは小さめに
- アイコンを目次タイトルに近づける
- アイコンを整列させる
アイコンは大きめにすると不格好で悪目立ちしてしまいます。気持ち小さめに使用しましょう。
アイコンが関連した要素から離れるとグループがわかりにくくなるので近づけます。
アイコンをそのまま配置すると列が崩れやすいので、最終的にパワーポイントの「配置」機能を使用し整列させましょう。
文字の配置の方法に関しては【デザイン原則】パワーポイント見やすい文字レイアウトのコツ|揃える、間隔空けるこちらの記事も参考にして下さい。
ページ番号付きの目次スライド
長時間のプレゼンで、枚数が多い場合は目次タイトル毎にページ数をのせると
- 残りがどのくらいか?
- この内容は何ページにあるか?
- 全部でどのくらいのボリュームがあるのか?
目安がつかめるようになり聴者に親切なスライドとなります。
後から振り返るときにも目的の部分まですぐにたどり着くことができますね。
ページ番号付きの目次作成方法
「図形」→「線」を選択
線を引っ張ります。線をテキストボックスに近づけるとボックスに黒丸が表示されます。この丸にくっつけると線とボックスが吸着。
ボックスと線が連動し動くようになります。後で調整するときに便利なのでくっつけちゃいましょう。
「図形の枠線」→「実線/点線」から点線を選択します。今回は上から2番目のものを使用
初期設定だと細すぎて、点がみえないので太さを調整します。今回は2.25ptを選択。
色はグレーで極端に目立たないように設定し完成
シンプルな中表紙スライドの作り方
目次が変わる部分で中表紙を挿入すると聴者に親切です。理由としては
- 現在地を知れる
- 残りどれくらいかがわかる
- 次のテーマがわかる
テーマが変わる部分で中表紙を挿入していきましょう。
中表紙を作成する際は、強調したいタイトルのみ色をつけ、その他をグレーにすると
文字のみ中表紙の作成方法
文字のみの中表紙の場合で、現在のタイトルを目立たせる方法を説明します。
文字のみ中表紙作成方法
文字色をグレーに変更
完成
さらに強調したい部分を太字にするとメリハリがつきます。
図形を使っている中表紙の作成方法
図形を使っている場合、一つ一つ図形と文字の色をグレーに変更するのは非常に手間です。
なので、一度図として貼り付けてから一気に「色の変更」をしてしまいましょう。
図ってどういうこと?
解説していきますね。
図形を使った中表紙の作成方法
グレーにする部分を複数選択
グレーにしたいタイトルを全て選択し、一度「切り取り」
「図として貼り付け」を選択し
図として貼り付ける
「図の形式」→「色」から
「色の変更」→グレーを選択する
図で貼り付けた部分がグレーに変更
位置を揃えて完成
図として貼り付けることで、図全体の色を一括で変更できます。
文字と図形それぞれで色変更すると時間がかかるので
図として貼り付けもおすすめです。
まとめ
目次スライドは文字をそのまま貼り付けて作ってしまうことが多いと思います。
だからこそ、少しのデザインを加えることで、
- 手が混んでいる
- しっかり作り込まれている
と思ってもらえます。
それによって興味を持ってもらえ、内容もしっかりと聴いてもらえるようになります。
目次を作成するメリットは3つ
- プレゼンの全体像がわかる
- プレゼン全体のボリュームがわかる
- プレゼンの現在地がわかる
がありました。目次を作成することで、聴者の頭の中に全体像を作ってもらえるので内容の理解が進みます。
シンプルで簡単にできる目次スライドの作成方法と中表紙の作成方法を紹介させていただきました。
ご自身のスライドのイメージに合っており、作れそうなものからぜひ実践してみてください。