スライドを印刷する際にこんな悩みありませんか?
・発表用原稿にノートの内容を印刷しておきたい
・配布資料にスライドとノートの情報を一緒に印刷して渡したい
・でもノートの印刷の仕方がわからない
スライドを完璧に作成しても、プレゼンの際に
- 話す内容が飛んでしまった
- 補足として伝える内容を忘れてしまった
となると伝わらないプレゼンになってしまいます。
そんなときに、ノートの内容を印刷し手元に置いておけば頭が真っ白になってしまっても安心。すぐに思い出すことができます。
この記事では「パワーポイントをノートつきで印刷する方法」を解説。
その中で「複数スライドをノート付きで1枚にまとめて印刷する方法」や「メモ欄付きで印刷する方法」などを解説していきます。
この記事を読むことで自分にあった発表用原稿を作成し
その結果自信をもってプレゼンに望むことができるようになります。
また、配布資料として渡す際もただスライドをのせるだけだと伝わりにくいです。
ノートに記載した補足情報をスライドとセットで配布することもできるので見直す際に有効活用できます。
ノート印刷を使いこなしていきましょう。
ノートの基本的な作り方やPCにカンペとして映す方法は【見ながら安心】パワーポイントのノートの有効な使い方|カンペ表示、補足説明で解説しています
ノートに発表原稿を記載し印刷。
手元に置いておけば発表時も安心できますね。
スライド作成は時間がかかる。
「テンプレート」を活用し時間を短縮し、オシャレなデザインに仕上げていきましょう。
無料で使うこともできるので参考にして下さい。
パワーポイントノートの印刷目的は大きく2つ
- 発表用原稿
- 配布資料
ノートの印刷目的は発表用原稿として使用する場合と配布資料として使用する場合があります。
発表用原稿
ノートに記載した内容をプレゼン時の原稿として使用します。
スライドは情報量を絞っているので、多くは口頭で説明します。
そのため説明する内容が飛んでしまうと焦ってしまいますね。
そんなときに原稿を手元に印刷しておくと安心。
紙で印刷し手書きのメモやマーカーを引きたいという方は印刷しておきましょう。
配布資料
スライドに情報が詰め込まれている場合、スライドをそのまま配布資料として使えますが
プレゼンスライドは情報を絞って作成することも多いです。
なのでスライドのみでは理解しにくい。
そのため配布資料では補足説明を入れて配布すると親切です。
スライド+ノートで印刷することもできるので活用していきましょう。
印刷方法についてそれぞれ解説していきます。
ノート付き原稿を準備すればプレゼンも安心して望むことができますね。
ノートをつけずにスライドのみの配布資料を印刷する方法は【フチなし】パワーポイント余白なし印刷の方法|A4・2.4.6分割スライドで紹介しています。
発表用原稿としてノートを印刷する方法
発表用原稿としてノートを印刷するテクニックを3つ紹介していきます。
- スライドとノートをセットで印刷する
- ノートマスターで位置・文字サイズを変更する
- 複数のスライドとノートを1枚にまとめて印刷する
スライドとノートを合わせて印刷する
このように上部にスライド、下部にノートをつけて印刷する方法です。
スライドとノートをセットで印刷する方法
「印刷設定」→「フルページサイズのスライド」から
「印刷レイアウト」を「ノート」に変更すると
スライドとノートをセットで印刷できるようになる。
ノートの設定を変更するにはノートマスターを使う
ノートに表示される文字サイズやノートの表示範囲をノートマスターで一括カスタマイズすることができます。
使用用途に合わせて変更していきましょう。
ノートマスターの開き方
「表示」→「ノートマスター」
ノートマスターを開くことができる。
このノートマスターで設定すれば全てのスライドに反映させることができます。
ノートマスターでできることは
- ノートの文字サイズを変更する
- ノートの表示範囲・位置を変更する
ノートの文字サイズを変更する
印刷時のノートに表示される文字サイズを変更したい場合は
テキストボックスを選択
通常の文字サイズ変更と同様に調整
スライドマスターを閉じ表示を「ノート」にして変更されたかを確認
大きく表示させることができました。
ノートの表示範囲・位置を変更する
ノートの表示範囲や位置を変更することもできます。
変更方法
今回はスライドを下に、ノートを上に配置しノートの幅を狭くしています。
変更したにも関わらず
テキストが変な位置に!
そんなときは
「右クリック」から「ノートのレイアウト」で「マスターと同じ」にチェックを入れてください。
このチェックが入っていないことでノートマスターの変更が反映されていなかったのです。
ノートマスターで設定したレイアウトになりました。
今回はノートマスターを紹介しましたがスライド全体の設定変更は「スライドマスター」で行うことができます。
【知らなきゃ損】時短パワポスライドマスターの使い方|おすすめ編集5選も参考にしてください。
複数スライドとノートを合わせて1枚に印刷する方法
1枚につき1スライドでは手元の原稿枚数が増えめくる手間が増えます。
実際のプレゼンでは慌ててしまので、なるべく原稿の枚数は減らしていきたいですね。
そんなときにおすすめなのが「複数スライドとノートをまとめて印刷する方法」。
解説していきます。
ワードにエクスポートして印刷する
1枚に複数のスライドとノートを詰め込みたい。
1枚に2スライドや4スライドにノートを追記した印刷したいこともありますが
パワーポイントからの通常印刷ではノートをまとめて印刷する機能はありません。
それでも大丈夫。
一度ワードにエクスポートし印刷すればまとめて印刷することもできます。
スライド+ノートまとめ印刷の手順
「ファイル」→「エクスポート」→「配布資料の作成」
印刷時のスライドとノートのレイアウトを選択します。基本は「スライド横のノート」で良い。
これでWordに出力し配布資料を作成することができます。
複数のスライドとノートがセットでワードに貼り付けられました。
注意点として
スライドの枚数が多いとエクスポートに時間がかかったり、中断してしまう
その場合はスライドを分けてエクスポートしていきましょう。
縦スライドにし表示がおかしい場合の対処方法
ワードにエクスポートすると横向き印刷の状態。
それよりも
縦向きにし表示するスライドの数を増やしたい
というケースもありますね。
スライドを縦向きに変更する方法は
「レイアウト」→「印刷の向き」→「縦」を選択
しかし縦向きにするとノートに記載した部分が見切れてしまいます。
ワードでの表示がおかしくなってしまった場合は
「自動調整」機能を使えば見切れた部分を修正することができます。
方法は簡単
「レイアウト」→「自動調整」
「ウィンドウ幅に自動調整」でウィンドウの幅に合わせて調整してくれます。
ワードの横幅にきっちりと収まりました。
ワードにエクスポートすれば、1枚に複数スライド+ノートを収めることができます。縦表示に変換してから「自動調整」をしていきましょう。
ノートのみを印刷する方法
スライドは表示せず、ノートのみを印刷したい
という場合の設定方法を解説します。
「表示」→「ノートマスター」を開き
上に表示されるスライド部分を削除
スライドが削除されました。
「ノートマスター」や「ノート」でスライドを削除しても実際のスライドは削除されません。
自分の好みにあった発表用原稿を作成していきましょう。
配布資料を印刷する
ノートはプレゼン時の原稿のみでなく、参加者への配布資料としても有効活用できます。
ノートに原稿ではなく、スライドの補足説明を記載すれば配布資料を見るだけでプレゼンの内容がつかめるようになります。
またその他にも、メモ欄つきでスライド印刷する機能もあります。
スライドに補足説明をのせて印刷
ノートに発表用のコメントではなく、スライドの補足説明を記載することでより情報の詰まった配布資料を作成することができます。
前項の発表用原稿を印刷する方法で印刷すれば補足説明つきの資料を印刷することができます。
メモ欄付きのスライドを印刷する
メモ付で印刷したい場合は
「印刷設定」で「3スライド」を選択
メモ欄付きの状態で印刷することができます。
注意点
メモ欄をつけるには3スライドでの印刷しか方法がありません。
2スライドや4スライドにはできませんので注意。
まとめ
ノートを印刷する際の目的としては大きく2つ
- 発表用原稿
- 配布資料
発表用原稿として使用する際には
- 1枚に1スライド1ノート
- 1枚に複数スライドとノート
の印刷する方法があり、それぞれの印刷方法を解説しました。
1枚に1スライド1ノートを印刷したい場合は印刷画面で「ノート」を選択すればセットで印刷することができます。
1枚に複数スライドとノートを印刷する場合は「ファイル」→「エクスポート」→「配布資料」を実行することでワードに複数スライドとノートをまとめて印刷することができます。
複数スライドにまとめたほうが原稿の枚数が減るので発表時に混乱しにくくなります。
発表用原稿以外にも、配布資料の補足説明をノートに記載しセットで印刷すれば発表を聞くことができなくてもおおよその内容がわかる資料になります。
後日振り返る際に内容を思い出しやすくなりますね。
また配布資料としてスライドとメモ欄をセットに印刷することもできます。
メモ欄を追加したいときは印刷画面で「3スライド」を選択することで印刷できます。
ノートを有効活用することで、自信を持ったプレゼンを行うことができるようになります。
ぜひ実践してみてください。